2013年8月4日日曜日

デザイナーの資質・・・考えるということ。


いつの間にかもう8月に突入ですね。
こんにちは。

最近、仕事している中で感じる事があります。

私の職場では毎日のように全国の店舗から
FAXを通して発注用紙が送られてきます。

その発注用紙に書かれている発注内容を
進行管理の担当者がデザインに起こすための内容確認や
不明点の確認などを各店舗の発注者と行います。

ある程度の物件数が溜まった段階で
各デザイナーへデザイン発注(説明)が行われます。

発注書を受け取ったデザイナーは各自のMacで
デザインを制作していく訳ですが・・・

いきなりマウスを握り作業にとりかかる
デザイナーさんのなんと多いことか!

基本、店舗用のプライスやPOP、ポスター、パネル関係なので
極端な話・・・今まで制作してきたものの流用で
出来てしまう事も多々あります。

多分、いきなりマウスを握ってしまうデザイナーさんって
発注の際、説明を受けてる時点で、
この物件はあれの流用で出来ちゃうな!って考えてるんでしょう。

はっきり言って、これではデザイナーとしての資質が問われる!
私はそう思いますね!

デザイナーであれば、常に新しいものを創る。
そういう気骨を持ってほしいと思うんです。

時間がない!
これは言い訳でしかありません。
時間内でどこまでクリエイティブでいられるか・・・
これができないようではデザイナーではありません。
オペレーターで終わってしまいます。


昨今、オペレーターをデザイナーと
混同している節があるように思います。

まず、原稿を受け取ったら「考え」ましょう!

マウスを握るのは、その後です。


広告デザインは厳しい過酷な世界だという事を
認識すべきでしょう。
私に言わせれば一日は24時間ありますよ。(笑
ある程度の経験を積むまでは、
自分を追い込むことも必要な時期だと思います。
みんなそういう時期を通り過ぎていくのだと思います。



私もマウスを握りしめて机で寝ていた(笑)なんてことを
日常的に経験してきました。

商品があり、企画が生まれ・・・
いつもデザインは最終の段階です。
その時点で時間のしわ寄せはデザイン制作の現場に
押し寄せてきます。
それがデザインの現場だと認識していれば、
その対応策は自分で考え出すしかありません。

それがプロだという認識も必要でしょう。

「考える」ことで
オペレーターからデザイナーへ成長していきましょう。





2013年7月26日金曜日

・・・らしさはコンセプトの具現化の表れ。

随分久しぶりの更新となってしまいましたが、
気分も改め、また続けていきたいと思います。


さて本日は・・・らしさ。


どの企業にも、コンセプトというものがあります。

それは社是と言い換えてもいいのかもしれません。

あなたの会社にも「社是」が掲げられているはずです。


要するにあなたの会社の基本方針ですね。

この基本方針に沿って、あなたの会社は商品を提供し、お客様に喜んで頂き、

あなたの会社の価値を高めていきます。


今日はこのコンセプトにブレがないというか・・・

すべてにおいて1本、筋が通っている企業をご紹介しておきます。


あっ、私はデザイナーなので、必然的に話は「そっち」方面が中心となります事

ご承知おきください。




さて、その企業とは・・・・・































はい、ユニクロ。


私が考えるユニクロのコンセプトって

「シンプルさ」なんじゃないかと思う訳です。



ユニクロのシンプルさは徹底されています。

上の画像をごらんください。

感謝祭といえば、いわゆる「セール」です。

セールであれば、もっと売れ線狙いのデザインがでてくるところですが、

ユニクロは、ごらんの通りのいつも通りのシンプルさ!

そして、シンプルが故にキレイなレイアウトで、見やすく読みやすい。


これが「シンプルさ」の一番の効果です。

お客様に伝わりやすいという事です。


※上の画像はチラシではありません。15段の新聞広告です。

感謝祭のセール広告を新聞の15段で出せる・・・・

これが、今のユニクロという企業のチカラ、実力なんだと思います。


それでは、次回。