そういう声が、今しがた聞こえてきたような・・・(笑
個人的に受けた仕事があったので載っけちゃいます。
エステスクールの募集チラシです。
これ見て、ヘー、デザイナーってこんなもんかい!ってあなた、思ったでしょ!。
どこをデザインしてんの?って。
ただ文字打ち込んでるだけじゃんて。
しかもピンク1色だし、こんなじゃ全然目立たないじゃん!って。
そう!「目立たない」この言葉、よく出てきます。
もっと目立つようにしてくれ!ってね。
はっきり言います!
クライアントさんのそういう修正に応えていくと、デザインは・・・・・
どんどん、崩れていきます!
赤、青、緑・・・文字は大きく、価格は赤で目立つように大きく!
彼らはあれもこれも、とにかく目立たせたい!
それがクライアント心理なのかもしれません。
あれもこれも目立たせたいがために、結局お互いが殺し合い、
目立たなくなっている。
そこに気づいていません。
ここ、かなり重要です!
画像のようなデザインが、私が35年間の現場経験で身につけた私流のデザインです。
いわゆる「シンプル」って奴です。クライアントさんもよく使いますよね。
シンプルなデザインでお願いします。シンプルが一番ですよね!って。
でも断言します!
その方のシンプルは「誰かの受け売り」です!(笑
これまでの経験上、実際にシンプルで作成し採用される事はあまりございません!
やっぱり価格を大きく、キャッチは赤にしてもっと目立つように!
これが、一般レベルでの現実です。
デザイン感覚は「百人百様」「十人十色」です。
だから、私のデザインが嫌いでも構わないんです。
あなたの感覚と私の感覚が合わないだけの事です。
でも、私のデザインに少しでも「何か」を感じてくれたあなた!
「ある感覚」をお持ちなんじゃないかと思います。
私個人は優秀なデザイナーではありません。
それは私自身が一番よく理解しています。
賞などとも無縁な奴です。
プレゼンに勝ち、企業に数億円という金額をもたらせた経験は数度あります。
デザインは飾り立てることではありません!
デザインは引き算(これがシンプルの意味)の作業!
デザインは見やすい(伝わりやすい)事が最重要!
デザインはカッコよくありたい!
そして、広告デザイナーはアーティストではない!
こんなところが私の持論でしょうか・・・
説得材料になるか・・・はわかりませんが
私が作る以前のチラシをお見せします。
あなたはどう感じましたか?こっちの方がチラシらしいじゃん!
そう思う方も当然いらっしゃるでしょう!
いいんですよデザイン感覚は「十人十色」ですから。
でも少なくとも・・・私にはこのデザイン、デザイナーとしてプロ感覚が見えません。
私の依頼者は私のデザインを一発OK!してくれました。
素敵!素敵!お洒落!を連発してくれました(笑
私とクライアントさんの「ある感覚」がマッチした・・・そういう事です。
それが広告デザインです。
クライアントさんが望むものをデザイナーらしい感覚で提供する。私たちはそのお手伝いをしているという事です。それがプロだと思っています。
だから・・・私たちはアーティストではないという事です。
自分を売ってなんぼ・・・じゃないって事です。
上昇志向旺盛(自分を売りたい)なあなたはアーティスト目指してください!(笑
最終目的の着地点は、ユーザーの反応です!
今はなんとも言えません。
どんな結果がでるのか・・・楽しみでもあります。
今の時代、ツールの力だけに結果を期待するのも
はっきり言って間違いではないか・・・
クライアントさんの営業力とデザインツールの力。
これが重要なことだろうと思います。