2015年12月2日水曜日

私の本音3

私の本音も3回目を数えました。

こんばんは。

このブログは、基本的に私の本業である デザインに関する記事を書いています。私の過去の作品や最近の作品、 個人的に上手いなあって感じた作品などをアップしてお見せしています。かなりサラッとした記事になっており、だらだらと解説などは、あえて書いておりません。

なぜだか、お分かりですか?

何度か書いていますが、 デザインに対する感覚や感性というか 感じ方というのは十人十色、百人百様だからです。私がこのブログの中で言いたいのは、デザインには理屈、理論、考え方があるという事です。

広告デザインは絵画やアートのような芸術ではありません。発想法や表現方法を作品の中から感じ取っていただきたい そういう事です。プロならプロらしく解説しろよ!って方もいらっしゃるかもですが、数十年、デザインの現場で理解した事があります。

結局のところ、デザインって教えられないんです。

技術的な事は可能です。でも発想は多くの作品を見て、 (ただ眺めるだけじゃダメなんですけどね)どういう考え方でこのビジュアルが出てきたのか・・・そこを、見つけ出すだす。考える。それがデザインの一番の勉強法だろうと思います。

教えられない・・・いい例をお話しましょう。

デザイン専門学校で2年間学んだ学生が 現場で全く役に立たないという事実!上っ面だけを学び、デザイナー気分!まっ、2年間でカリキュラムを詰め込まなきゃならないそういう無理な条件もありますが・・・数時間学び、それを課題というカタチで評価される。

学校なんてそんなトコでしょう。

私たちなんて、毎日が課題です。今日もどっさり課題(発注)を渡されました!(笑
私の年齢であれば、スタッフがあげたデザインをチェック・・・それが仕事なんでしょうが、デザインできない環境なんて耐えられないという事で若い人たちと一緒になって毎日デザインしてます。

好きなんですね、多分、デザインが。36年目の私でも、やっと自分のデザインができるようになった。ほんとうに、そう感じています。

現場で役に立たない・・・ これを、皆さんはどう感じられるでしょうか?教えるのは専門家ですよね。そんな専門家から学んだ学生たちが デザインの現場でまず役に立たない。結局、デザインってその人の人生経験の中から 出てくるものだって事です。だから・・・経験を積んで3年くらい経って やっとモノになってくるんですね。

深く見ること、考えることが 一番の勉強法なんじゃないでしょうか?最近では、TOPPANの 買い物かごの中に入ったスマホ。あれなど、広告デザインにおける発想法の 好例じゃないでしょうか。

以上が、なぜ私が詳しく解説しないのか・・・ の理由となります。これからもこのスタイルは変えるつもりはありません。それでもよければ、引き続きお付き合いください。


では、また。