2015年12月2日水曜日

デロリアンと島津製作所という企業の血統

企業広告の中には、私たちが知らなかったその企業の歴史を知るいい機会に出会える時がある。今回の新聞企業広告もそんな新聞広告です。

こんばんは。

さて、今回紹介する新聞広告は あの島津製作所。ビジュアルもなかなか、楽しいですよ。back to the futureファン必見です!(笑


ではどうぞ。


このビジュアル、コピーを読めば納得なんですが、

要約すると・・・・ ある少年が父から外国の物理学者が書いた理化学機器の原理の本を与えられる。その少年は、外国語にもかかわらず、想像力を働かせ、仕組みを理解し図の通りに実物を作って動かした。

父の名は、島津製作所を創業した、初代島津源蔵。少年の名は、後に島津製作所と父の名前を受け継ぎ、日本の十大発明家のひとりにも選ばれた二代目島津源蔵。

親子ともども、科学の子どもであった。

そう、この広告には島津製作所という企業の血統が表現されているのです。科学の力で社会に貢献を社是とし、挑戦を続ける島津製作所。

もうお分かりでしょう。

このback to the futureに登場するデロリアンのDMC-12は外国やってきた科学の象徴として登場しているわけです。そして覗き込む少年は・・・ そう、島津源蔵ですね。

これがクリエイティブの考えかた。

クリエイターたちの楽しさが私には伝わってきます。アイデアから、その実現までは結構な時間と費用もかかってるでしょう。でも、こういうアイデアが自分の頭から出てくる時、広告の面白さ楽しさを実感するのですね。

さあ、次回は何がでてくるか?

お楽しみに。