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2015年12月7日月曜日

根気そして睡魔との闘いがもたらした勝利

本日は変形ポスターを載せてみました。

B倍の長辺1/2サイズ。

ある会社のイメージポスターです。

このポスターのビジュアルのおかげで

会社案内、入社案内などのプレテに勝利した作品。

気の遠くなるような根気。

そして睡魔に襲われながらのビジュアル制作。

数十時間、Photoshopと格闘した末に出来上がったこのビジュアル。

基本は膨大な数の写真の切り抜き作業。

そして合成作業。

合成しながらある物体をデザインするという二重苦(笑

いまだから笑って話せます。

この会社、建設機材のレンタル会社。

このマークは一度は見た覚えないでしょうか?

建設機材一つひとつを組み合わせ ロボットを作り上げました。

なぜ、ロボットか・・・・ 右上のキャッチコピーの通りです。

機械を扱っている会社だけど、人間相手の仕事なんだ!

そして会社にとって一番大切なのは、人という宝物。

担当者からは超合金じゃないのがいいよね! というお褒めの言葉を頂きました。

わざと印刷の版ズレのような遊びも入れてみました。

結果が出せたからこそ、 苦しかった仕事も

いまでは 楽しかったと振り返る事ができます。


クライアントのメッセージをどう伝えるのか。

さて、レモンのビジュアル覚えてますか?

本日も同様の考え方からでたビジュアルです。

今進めてる物件のビジュアルイメージが漠然と頭に浮かぶと

撮影の予算がない場合には、レンタルフォトを探します。

これだ!という写真に出会ったんです!

あとは、この写真にクライアントのメッセージを どう乗っけるか。

クライアントは児童教育の教員養成所。


いかがですか? めっちゃ可愛いでしょ、この写真。

幼児教育というのはとても大事な仕事だと思います。

人としての根幹の部分を養うわけですから。

私が込めたメッセージは、 手描きの羽イラスト。

そしてWingというタイトル。

この羽に、この子たちが未来へ大きく羽ばたいて欲しいというメッセージを込め、

いつものシンプルデザインで表現しました。

アナログ手法を取り入れると やはりどこか暖かい表現が可能になりますね。

では、また。

2015年12月6日日曜日

環境から利便性へシフト

こんばんは。

前回、第3弾をアップしちゃったので、順番は逆になりますが第2弾をアップします。

現地視察で浮かんだイメージをそのまま ビジュアルで表現した第1弾でしたが、

第2弾はファミリー(家族)の利便性で表現しました。

やはりマンションは人、家族が永く生活していく基盤。

そこに生活することで得られる利便性などを訴えなければ

購入を考えている人にはなかなか響かないでしょう。

仕様関係についてはどこも遜色ないものを備えているはずです。

そこでコンセプトにしたのは・・・


毎日生活していく中で、やはり通勤通学、それに毎日の買い物・・・

これは購入のための大きな切り札となるはずです。

今回も表現に関しては明るくシンプル、

そして色を使ったインパクトのあるものを目指しました。

家族それぞれのFine-Lifeです。

高額物件ではないので、仕様ではなく、

やはり生活者の視点に寄った表現が望まれるという事です。


では、また。

2015年12月5日土曜日

第3弾はオーソドックス

一連のマンション広告ですが、 モデルルームオープン用の第3弾は、いたってシンプルなオーソドックスな デザインになりました。


モデルルーム内部写真と環境を ワイドでレイアウト。

本日は特にな~んちゃないデザインでした(笑

不動産広告によくある詰め込んだ感のある デザインにだけはしたくなかったんで・・・
白地を基調にしたレイアウトに。

では、また。

2015年12月4日金曜日

現地視察で感じた印象をそのままビジュアルに。

不動産広告は必ず現地周辺の視察から。

こんばんは。

現地の視察って以前も話しましたかね?本日はマンション広告。
現地周辺を歩いてみて、あるイメージが私の頭の中に浮かんできました。そして、浮かんだイメージを そのままビジュアルにしました。

事前案内会用のイメージ広告展開です。


視察から帰るころには、 わたしの頭の中にはすでにデザインが出来てました!後はわたしのそのイメージをライターさんが どういう言葉で表現してくれるのか?で、上がってきたのが「Fine」あえて説明するならば、健康的、フレッシュ、日常でしょうか。

レモンだけでもそれなりにインパクトのある デザインができるものです。Fineというキャッチも 短く簡潔で印象にのこる言葉ですね。

この物件の目の前に大きなマーケットもあり日常的な便利な生活もイメージしました。
何度も言いますが、 頭の中の漠然としたイメージを紙面上にビジュアルとして表現できたとき・・・。

これが広告デザインの楽しさであり、醍醐味です。

広告の楽しさは印刷物になるまでの行程にあるといってもいいでしょう。

では、また。

2015年12月3日木曜日

最大のアピールポイントは何か?

こんばんは。

何度かご紹介している大型団地の広告表現ですが、今回はある年の春の住宅祭用、 新聞折り込みB2チラシをアップしてみました。

この案も代理店さんに私のアイデアを採用していただき現地での撮影にも立ち会わせていただきました。現地に行く度にこの街の素晴らしさを発見していました。

不動産広告にしては、かなり大胆なデザインではないでしょうか?こんな表現ができるのも この街(団地)だからこそです。


いかが でしょうか?
B2サイズでなかなか迫力のあるビジュアル表現ができました。当然一発写真ではありません。根気よく星を描き込んでいます。

この街の最大のアピールポイントである 環境の素晴らしさをどういうビジュアルで表現するか・・・このアイデアの元になったのは、 この街で育つ子どもたちでした。何も遮るものがない大空とその先に広がる 地平線までのびる海の景色。この子たちは多分、毎日のように満天の星空を見上げているだろう。こういう環境で育った子どもたちって どんな感性を持つのだろう?

そしてライターさんから出てきたコピーが「この街から、未来の宇宙飛行士が育つ。」でした。同時に、こどもが、のびのび育つ街。というセカンドコンセプトも決定。

普通の不動産広告みたく住宅祭のタイトルもこのビジュアルを邪魔しないシンプルなデザインで収めました。

裏面に関しては、良くある不動産チラシですが、業界以外の方によくみていただきたいのは、これだけの原稿内容をB2サイズの中にレイアウト(収める)する技術です。

表面のデザイン自体は意外とできるかもしれません。しかし、広告デザイナーの技量が試されるのは、こういう出来ればやりたくない(!)、大変な裏面にあるのです。

表面ばかりに目が行きがちですが、広告として一番大切な事が記述されているのが 実は裏面ということになります。そういう目で新聞折り込みのチラシを見ていくとこれまでとは違った 広告の見方ができと思いますよ。

次回もこの街の魅力を伝える 同じB2サイズのチラシをご紹介する予定です。

コピーからビジュアル(デザイン)が決定したものです。

それでは、また。

2015年12月2日水曜日

デロリアンと島津製作所という企業の血統

企業広告の中には、私たちが知らなかったその企業の歴史を知るいい機会に出会える時がある。今回の新聞企業広告もそんな新聞広告です。

こんばんは。

さて、今回紹介する新聞広告は あの島津製作所。ビジュアルもなかなか、楽しいですよ。back to the futureファン必見です!(笑


ではどうぞ。


このビジュアル、コピーを読めば納得なんですが、

要約すると・・・・ ある少年が父から外国の物理学者が書いた理化学機器の原理の本を与えられる。その少年は、外国語にもかかわらず、想像力を働かせ、仕組みを理解し図の通りに実物を作って動かした。

父の名は、島津製作所を創業した、初代島津源蔵。少年の名は、後に島津製作所と父の名前を受け継ぎ、日本の十大発明家のひとりにも選ばれた二代目島津源蔵。

親子ともども、科学の子どもであった。

そう、この広告には島津製作所という企業の血統が表現されているのです。科学の力で社会に貢献を社是とし、挑戦を続ける島津製作所。

もうお分かりでしょう。

このback to the futureに登場するデロリアンのDMC-12は外国やってきた科学の象徴として登場しているわけです。そして覗き込む少年は・・・ そう、島津源蔵ですね。

これがクリエイティブの考えかた。

クリエイターたちの楽しさが私には伝わってきます。アイデアから、その実現までは結構な時間と費用もかかってるでしょう。でも、こういうアイデアが自分の頭から出てくる時、広告の面白さ楽しさを実感するのですね。

さあ、次回は何がでてくるか?

お楽しみに。

2015年11月29日日曜日

想像させるということ

こんにちは。

以前ご紹介した、長崎の大型団地。

オープン用の新聞を提案したんですが・・・ 費用の面で掲載できませんでした。

新聞見開き30段ですからね。

相当な広告費を持ってなけりゃ そりゃ、無理だわな!(笑

コンセプトは迫力とどんな環境で生活できるのか・・・

↓こんなデザインです。


新聞見開きでどかん!です。

こまごまと説明しない。 まずは興味を持ってもらう。

後のフォローツールは出来上がっているので新聞ではこういう表現ができました。

まったく同じ背景で2案作りました。

個人的には別案の方がお気に入りでしたが、

まっ、妥当なレイアウトということでこちらをアップさせていただきました。

あれから随分と年月が経ったので この団地も大きく成長したことでしょう。

この団地の広告表現はいろいろと面白い表現がありますので また別の機会にでも

紹介したいと思います。


では。

2015年11月23日月曜日

らしくない広告を創ってくれ!

・・・らしくない不動産広告を!これがクライアントからの要求でした。

こんばんは。

クライアントからこんな要求突きつけられるとかなりのプレッシャーですわ。割とすんなりとアイデアというかデザインが出ました。
で、一発でOKもらったのがこんな広告でした。

新聞折り込みB3チラシの表面。 ↓




ここまでのデザインをやらせて頂いた事に感謝しています。かなり楽しんで仕事させて頂きましたね。モデルルーム完成見学会で、どうしてこの物件を見学しようと思われましたか?という アンケート項目に、珍しい不動産広告を見たからという 回答を数件見つけた時は「やったね!」って感じでした。ちゃんと広告の機能と目的を果たしてるという事でほっと胸を撫で下ろしたのを記憶しています。

もっともこの頃って、マンションが完成し、 一回目の広告を打った時点でほぼ完売!そういう時代でしたけどね。私らしい、難しく考え過ぎないデザインというか・・・自分でも気に入ってる仕事の一つです。個人的には不動産広告って好きでしたね。

まっ、裏面というか中面はぎっしりと細かい作業が詰まっていて、きつい仕事ではありますが・・・不動産広告って、慣れてくると面白いですよ。

まずコンセプトワーク・・・このへんを考えるもなかなか楽しいものです。まず現地に行き、周りの環境を生活者視点で 自分の足で歩いてみる事から始めます。環境や立地に特徴がない場合は、結構苦しみますがね。

不動産広告を数年、経験するとデザイナースキルも付きますね。まっ、製作中は地獄の時間を過ごすことになりますが・・・(笑

覚悟がある方は飛び込んでみる事をおすすめしますよ!

それでは。

2015年11月22日日曜日

この素晴らしさを伝えるには・・・

不動産広告の場合は、 こんなところで生活してみたい・・・
まずは、そう思わせることですよね。

こんばんは。

制作した私自身が、この環境に惚れ込んでしまいました!(笑
なんども現地に行き、その環境の素晴らしさを実感しながら制作したパンフレットです。

オーソドックスなデザイン・・・
この物件にはこれが一番だと判断してつくりあげました。














私が考えたのは、どういう見せ方をすればこの素晴らしい住宅地の魅力が伝わるのか・・・?結論として出した答えは、妙な小細工をしないデザインでした。
ちなみに二つ折の状態で正方形の変形パンフの形をとりました。