高校時代、レタリングの通信教育を受けた私は、デザイン会社で同僚に先んじてカンプデザインの作業に携わる事ができました。カンプデザインとは、最終デザインを想定して マーカーなどを使って色付きのデザインを作る作業の事。
当然アナログ時代のお話ですから、キャッチコピー、見出しコピーなど打ち込む現在のパソコンに相当するツールはありません。
だから・・・・レタリング(手書き)ができるという事が生きてくるわけです。同僚は時間があれば雑誌などをみながら 文字(レタリング)の練習をしてましたね。
ところで・・・この時代、写真などはどうしてたと思います?そのものずばりのものがあれば雑誌の写真を切り抜いて貼付けたりしてましたが、そう簡単には同じ状況の写真など見つけられるものではありません。
そこで、カンプライターの登場です。カンプライター・・・いわゆるイラストレーターさんの事。デッサン力のあるイラストレーターさんに写真を想定してイラストを描いてもらい、それをデザインに張り込む。ボディコピーは、大まかな文字数を想定し雑誌などから本文を切り取り貼付ける。
以上のように、アナログ時代のデザイン作業とは 時間と手間のかかるものでした。なので、デザイナー必須の道具とは、 三角定規、カッターナイフ、糊、カラーマーカーでした。まさに手作りの時代です。
デザインという仕事に新鮮味がなくなった原因のひとつにMacによる制作が上げられると思います。ラフから最終まで、常に色つきの状態でモニターで確認しながらの作業になるわけで・・・・印刷上がりまで見れている状態で作業が行われてるという事です。
前にもお話しましたが、 アナログ時代は、印刷の色校正ではじめて色付きの状態が確認できるわけで、色校正を楽しみに待っていた時代でした。
Macのおかげでいまだにデザインができているという事実を考えるとどちらが良いという問題じゃありませんが・・・デジタルな世界、アナログな世界 両方の素晴らしさを認識してるのが我々の年代だろうと思います。
余談ですが、今の若い人ってカッター使えない人多いですね。指切っちゃうとかね。(笑もちろん我々も血だらけの時代ありました!カッターなんて使う必要ねーじゃん・・・ですか?いやいや不器用な人は、何やらせても不器用ってのが 私の持論ですがね・・・私のようにね。(笑
今ではカッター使いの名人って言われてます。はい、鍛えましたもん、写植の切り貼りで!
それでは。
この世にデザインが施されていないものってないのです。企業を退職した60男が、またデザイン業界へ再就職。ほんとにこの仕事が好きなんだと思います。タイトルも変え、また投稿を続けてまいります。音楽や映画なども含めクリエイティブなものは全てデザインだという捉え方で、デザインの楽しさをお伝えできればと思います。
2015年11月23日月曜日
2015年11月22日日曜日
デザインの世界へ導いてくれたポスター。
それを雑誌で見たのは高校生の時。
自分の将来を漠然とだけど見させてくれたポスター。
こんな仕事が・・・・し た い ! と。
その仕事には就けたけど・・・ 才能が追いつかない・・・・(笑
こんにちは。 もう伝説のポスターと言ってもいいですよね。このバランスといい、空間の取り方といい、 ポスターの王道でしょう。
作者は日本を代表するグラフィックデザイナー、亀倉雄策氏。
と言えば・・・もう、お分かりになるでしょうか?↓
そう、東京オリンピックポスターです。
高校生の私は、これらのポスターを見てデザイナーという職業に憧れを抱いたのでした。絵は描けないけど、こんなポスターを創ってみたい!夢はどんどん膨らむのですね(笑
いろいろ調べていった結果、そのきっかけは、こんなにも近くにあったのか・・・と。
あるアルバイトがきっかけでした。内容は・・・笑っちゃうような仕事でしたが、確かにあのアルバイトが業界へのきっかけを作ってくれました。
そのお客さんから、とにかく文字を書けるようになれ!と言われました。実は、高校生の私はなぜか通信講座でレタリングをやっていました。あの当時に、なぜレタリングだったのか・・・いまだによくわかりません(笑
当然、世はアナログど真ん中。文字を書く、いや、描く!明朝体やゴシック体、デザイン文字を自由に描ける技術。結果、このスキルがデザイン会社に入った私を助けてくれることに・・・
続きはまた。
自分の将来を漠然とだけど見させてくれたポスター。
こんな仕事が・・・・し た い ! と。
その仕事には就けたけど・・・ 才能が追いつかない・・・・(笑
こんにちは。 もう伝説のポスターと言ってもいいですよね。このバランスといい、空間の取り方といい、 ポスターの王道でしょう。
作者は日本を代表するグラフィックデザイナー、亀倉雄策氏。
と言えば・・・もう、お分かりになるでしょうか?↓
そう、東京オリンピックポスターです。
高校生の私は、これらのポスターを見てデザイナーという職業に憧れを抱いたのでした。絵は描けないけど、こんなポスターを創ってみたい!夢はどんどん膨らむのですね(笑
いろいろ調べていった結果、そのきっかけは、こんなにも近くにあったのか・・・と。
あるアルバイトがきっかけでした。内容は・・・笑っちゃうような仕事でしたが、確かにあのアルバイトが業界へのきっかけを作ってくれました。
そのお客さんから、とにかく文字を書けるようになれ!と言われました。実は、高校生の私はなぜか通信講座でレタリングをやっていました。あの当時に、なぜレタリングだったのか・・・いまだによくわかりません(笑
当然、世はアナログど真ん中。文字を書く、いや、描く!明朝体やゴシック体、デザイン文字を自由に描ける技術。結果、このスキルがデザイン会社に入った私を助けてくれることに・・・
続きはまた。
anとくれば・・・non
私たちデザイナーには、その時代その時代に教科書、参考書が存在します。といっても分厚いデザイン理論書なんかじゃないっすよ~。定期購入していた雑誌です。それもファッション誌が多かったなあ。
当時20代の私がan・an、non-noなんて雑誌を買ってたんだから。↓
なんと!これ↑an・anの創刊号ですよ!160円だって!
最初は書店の店員さんから変な目で見られることもあったけど・・・(笑
視線を気にしてたのも最初だけ。an・an、non-noは勿論記事なんかも読んでたけど、一通り読んだ後はどっちかって言うと・・・写真を切り抜いてた。モデル写真を切り取ってカンプ用デザインに使うために。いわゆるクリーンカンプ用のダミー写真として。暇さへあれば・・・・ハサミ持って雑誌を切り抜いてた。(笑
これを片っ端から引き出しの中へ放り込む。このへんは以前の記事の中でお伝えしましたよね!自分だけの宝箱ならぬ宝の入った引き出し。
んでー・・・ 次はレベル上げて「流行通信」。これはデザイン・レイアウトの参考資料としても 大いに役立ってくれました。この「流行通信」にはハサミ入れるのに勇気がいったねー!(笑 表紙からして、なんか上の2誌とは違うでしょ!↓
あと・・・「STUDIO VOICE」 これもデザイン・レイアウト処理のいい見本になってくれた。記事も面白かったしね。↓
まさに!NEW WAVE!YMOとかそんへんの時代だよん。あと・・・・ ポパイ、ブルータス、クロワッサン・・・音楽系では、私はとうようさんとこのニューミュージックマガジンですな。渋谷んとこのは、買わなかったっす!
そして極めつけの・・・・ でも続きは、また
※あっ、「アラレちゃん」も買ってたっけ。
当時20代の私がan・an、non-noなんて雑誌を買ってたんだから。↓
なんと!これ↑an・anの創刊号ですよ!160円だって!
最初は書店の店員さんから変な目で見られることもあったけど・・・(笑
視線を気にしてたのも最初だけ。an・an、non-noは勿論記事なんかも読んでたけど、一通り読んだ後はどっちかって言うと・・・写真を切り抜いてた。モデル写真を切り取ってカンプ用デザインに使うために。いわゆるクリーンカンプ用のダミー写真として。暇さへあれば・・・・ハサミ持って雑誌を切り抜いてた。(笑
これを片っ端から引き出しの中へ放り込む。このへんは以前の記事の中でお伝えしましたよね!自分だけの宝箱ならぬ宝の入った引き出し。
んでー・・・ 次はレベル上げて「流行通信」。これはデザイン・レイアウトの参考資料としても 大いに役立ってくれました。この「流行通信」にはハサミ入れるのに勇気がいったねー!(笑 表紙からして、なんか上の2誌とは違うでしょ!↓
あと・・・「STUDIO VOICE」 これもデザイン・レイアウト処理のいい見本になってくれた。記事も面白かったしね。↓
まさに!NEW WAVE!YMOとかそんへんの時代だよん。あと・・・・ ポパイ、ブルータス、クロワッサン・・・音楽系では、私はとうようさんとこのニューミュージックマガジンですな。渋谷んとこのは、買わなかったっす!
そして極めつけの・・・・ でも続きは、また
※あっ、「アラレちゃん」も買ってたっけ。
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