2015年11月17日火曜日

使い方次第で文字はビジュアルになる

明日にしようと思ったけど・・・
気になるあなたのために、
私の考え方をお見せしちゃいます。

写真などのビジュアルがない場合・・・
といっても、お客様のことを考えれば、
写真を載せたほうがいいに決まってるよね。


でも販売はまだ先なので商品写真なしで
デザインしなければならない!

原稿の中からビジュアルを・・・というより
ビジュアルの変わりになるものを作り出す。

原稿内容をよ~く読んでみることです。
その商品を表すヒントがあるはずです。

デザイン会社で分業でお仕事されてる方は恵まれていると言えるでしょう。

私のような企業内制作課で業務をやってた人間で、
しかもライターもフォトグラファーもいない現場で
もの作りさせられている人間は最悪です。

おのずと自分ですべてをやらなきゃならない訳です。

各分野の専門家とアイデア出し合って創るのが広告だって思ってたのが・・・
こんな状況・・・ 要するに企業側に広告に対する理解が足りないのです。

全てを金かけられないよ!の一言で済まされてしまう現状。
最悪でしょ?

はい、これ愚痴です!(笑

それでもやらなきゃしょうがない。
このへんが商業デザイナーの宿命でしょうか?

こんなものでも、一応頭使ってるんです。(笑
私なりのレイアウトデザインが出来たと思います。 ↓

フカヒレと言えば、贅沢な食材として認知されてますね。
そこをまず訴える。

贅の文字を一番目立たせることでお客様に
贅沢な食材を使った商品だと認知させる。

こうやって解説してるとな~んだ!そんな事かよ!って思うだろうけど・・・
現場で今日中にあと数本のデザインを仕上げなければならない・・・
そんな状況を考えてみてください。

これだけデザイン素材が揃っていない状況で 私のこのデザインが
そんなにつまんないものか?

賞取りレースの資格のあるデザインもあれば、
こういう日常生活に密着した中でのデザインの方が
はるかに露出度は多いのです。

そういうデザインに関わっているデザイナーさんはみな同じように日夜、
頭と体力を使って奮闘してるんです。

こういう、デザインに経費をかけられない時代というのはある意味、
広告マンにとっては不幸な時代だと言えるでしょう。

売る為の広告にお金を使えない時代。
その結果差別化のない同じようなデザインが出回ります。

そういう中でどうやって、お客様の目を惹いていくのか?
その答えの一つが、レイアウトというテクニックだと思っています。

レイアウトは研究しないと、なかなか身につきません。
レイアウトパターンも引き出しの中に貯める必要があります。

デザイナーであれば、ある時期、
徹夜徹夜という地獄のような日々を 過ごすことになるでしょう。
その期間はけっして無駄にはなりません。
乗り切ってほしいと思います。
デザイナーとして一人歩きするために必要な期間なのですから。

私はバブル以前からバブルのど真ん中まで
デザイン業界のいい時期も経験してきました。
あの時期を思い返せば、今という時代は デザイナーにとって
とても厳しい時代だと思います。

昔の1本のデザイン料に相当する物件は、
いまでは2本、3本・・・とこなさなければ確保できない時代です。
わたしの周りには、バブル経験者はほとんど見られなくなりました。

時代は残酷ですね。

こういう時代はいいものを持っていても、
自ら潰れていくデザイナーも多いでしょう。

短時間で物件を仕上げる・・・・
自腹で素材を確保するのも、ひとつの方法かもしれません。


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