2015年11月14日土曜日

シネマとロックの融合

60年代に始まったアメリカン・ニューシネマ。
それ以前のアメリカ映画と決定的に違っていたのは・・・
アメリカという国が内包している恥部や問題点を描き出した事。
思い返すと秀作が多かったように思う。

中でも一番印象に強いのは・・・ イージーライダー!
これしかないでしょ!
とてもお子様にはおすすめ出来ない内容ですがね(笑

私と言えば、ちょうど多感な中学生でしたな。
毎日、ROCKの事で頭がいっぱい。
そんなガキでした。

なので、イージーライダーに関しては、
映画としてよりもどちらかというと映画中の音楽に
ROCKが使われているという話題で釣られて見に行きました。
というより叔父に頼み込んでつれて行ってもらった。(笑
内容はいわゆるヒッピー野郎のバイク、ドラッグありの ロードムビーって奴ですね。

そして衝撃のラスト!

問題提起ですな。
当時、私が最も好きなバンドが、
大ヒットしたBorn to be wildのステッペンウルフ!

大画面で見る、いや聴くBorn to be wildは格別でしたな(笑

大方の人は、イージーライダーと言えば Born to be wildって感じなんでしょうが、
私はなぜかこの曲でやられた!

The Pusher

リズムギターの刻みの後に入ってくる ロングトーンのフレーズ。
なんていうか・・・これでロックの未来までも見えた気がした。
しかし、中学生が聴くには、渋すぎだろー!(笑

衝撃のラストも・・・ へー、アメリカ人ってこんなに簡単に
人殺しちゃうのー?みたいなね。

当時の私は、まだこれをアメリカが抱える恥部として受け止める・・・
そこまで成長できてなかった。というかほんとのガキでした。

ただ、この映画・・・これまでのアメリカ映画とは何かが違う!
それだけは、子供ながらに感じ取った覚えがある。

これ以前のアメリカン・ニューシネマというと やはり、
先駆的な作品、俺たちに明日はない かな。

これもラストは衝撃的でした!

映画の新しい手法という意味では、
ウッドストックのあのマルチ画面ですな。
個人的にはああいう画面構成は見た事なかった。



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