2015年11月15日日曜日

机の中に、あなただけの宝物を作る。

前回はテーマ・コンセプトを表現するという事で お伝えしました。

その中で「頭の引き出し」という言葉が出てきましたよね。
その意味はとにかく周りのいろんな物を見て アイデアソースを収集し、
記憶しておくと言う事。

ただ、覚えた先から忘れていくのが人間です。(笑
という事で、良い方法をお教えしましょう。

私が実践してきた方法です。

今は街に出ても情報誌、パンフレット、リーフレット、チラシなど
無料で手に入る資料がたくさんあります。
百貨店でも有名ブランドの豪華なパンフなども手に入りますね。
車のショールームに行っても、
スタンドにカタログ、やパンフレットなども手に入ります。

わざわざ書店であの高額なデザイン専門書など購入しなくても あなたの周りには、
こんなにも資料が溢れているんですよ。
これらを利用しない手はありません。

また普段から購入している雑誌もあるんじゃないですか?
そのページの中にも広告が載ってますよね。
これらの無料で手に入れたものや購入した雑誌など、
気に入った広告やあなたが良いと思ったページをバリバリと切り取ってください。

雑誌なんていつか捨てるでしょ?

そう、気に入ったページをバリバリと切り取る!
そして切り取ったページがドンドン増えていきます。
その増えたページをあなたの机の引き出しの中にどんどん放り込んでください。

デザイナーのあなたは会社の引き出しの中へ。

そうですね、専用の引き出しを一段確保しましょう。
そして新しい仕事に取りかかる前に、
引き出しの中のあなただけの、
そうあなたの大切な資料を 片っ端から見ていくんです。

それは、あたなだけの宝物です!

その仕事に使えそうなアイデアがありませんか?
勿論、完全模倣はダメですよ!(笑

だけどアイデアソースにはなるでしょ!?

経験の浅いうちはまず、そこから始める事をおすすめします。
そしてできるならいろんな商品を手にとり、経験することをオススメします。

結局、広告デザインって最終的には生きてきた経験値、
あなた自身の歴史が創らせると言っても過言ではありません。

例えばゴルフのクラブも握った経験のない20歳やそこらの人間が、
ゴルフの仕事ができるか・・・という事です。

不動産広告をやる事になったあなたは、
まずマンションのモデルルーム見学会に参加すべきです!

競艇のプレゼンに参加する事になったあなたは、
まずお近くの競艇場へ行き、 あの独特な雰囲気を体験すべきなのです。

経験値があって、はじめてあなたなりの広告表現ができます。
デザインの資料は、ほら! あなたの机の中にあります。
あなたの机の中の資料を、あなただけの宝物にしてください。

以上の事からも、 デザイナーは何にでも興味を持つ資質が必要なんです。

ギャンブルは嫌いだ・・・なんて言ってられますか?仕事ですよ。

これまでいろんなデザイナーさんを見てきました。
この資質を持たないデザイナーに会った事がありません。
音楽の聴き方も、映画の観かたも自分流を持った方が多いです。

あなたの個性を育ててください。
センスを鍛えてください。

きっと、あなたは業界を歩いていけますから。

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