2015年11月21日土曜日

落書きから始まるデザイン

えーっと、私はサムネール(ラフデザイン)を書かないデザイナーって以前、お話したような気が・・・しなかったかな?でも、やはり若いデザイナーさんに制作を振る場合はどうしてもディレクションが必要になります。

なので、普段はサムネール書かない私でも 書かなきゃならない訳ですね。


デザインの基本的な部分を指示する為のラフデザインです。これでほぼデザインの方向性が決まります。上のカタログのような場合だと、コレ書くだけでほぼ一日の作業です。サムネールが描けるか描けないかは、これから創るデザインの全体像が見えているかいないか・・・です。

このラフデザインに関して面白い、当時の私としてはとても笑いえないエピソードがあります。昔もいまも、結構いい加減なディレクターっていますね。私が経験したのは、鉛筆で描かれたラフデザインを受けとり、これから実際のフィニッシュアップ(版下を完成させる)作業に入るのですが、そのために写植を発注するためにQ数指示をする訳です。

ところが・・・ どうしても、どう頑張っても・・・上司のラフデザインに描かれたスペースにボディコピーが入らない!原稿の文字数では、絶対にそのスペースに入らないのです!最低Q数でやっと入るかくらい。読めないような本文じゃだめだと判断し、このスペースじゃボディ入りません!って訴えたところ・・・

そこを入れるのがデザイナーの仕事だろがっ!

むかっ!上司とやり合いましたね(笑 今では、そこを入れるのが デザイナーの仕事って言葉。 良く理解できます。そう。それがデザイナーです。どうすれば入るか・・・ そこを考えることが重要なんです。

言われたこと指示された事だけをやるデザイナーさんが増えてます。それはデザイナーではありません。 オペレーターです。オペレーターを卒業し、 デザイナーを目指しましょう。

考えましょう、悩みましょう!

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