2015年11月22日日曜日

デザイナーの憂鬱

こんばんは。

デザイナー(あなた)の周りは、 当然業界人ばかりですよね。代理店のディレクター、ライター、イラストレーター、フォトグラファー、印刷関係、、、、 なので話が通るというか、風通しがいいというかね。


ところが、同じデザイナーでも企業内企画制作課時代の私の周りはちょっと、、、 状況が違ってました。

企業の中の企画制作課で日々デザイン業務をこなしてた当時の私でしたが、、、発注元は店舗の店長やその上のマネージャーでした。要はデザインやクリエイティブに関しては素人さん!この方々は肩書きというか立場上、 私たちより、いわゆるお偉位さんという訳です。こういう方々から、 バックは何色、キャッチは赤に、写真はもっと大きく、、、指示がくるのですよ!

まっ、こっちもプロとしてやってきた人間なんで言われた通りには絶対に作りませんがね。(笑 逆に、このツールはこう作るべきですよ!って 提案型のデザインを提出していました。

彼ら、それを受け入れません!(笑

あの自信(いや、ただの頑なさ)ってどこからくるんでしょう?そういうど派手なツールが店舗に貼りまくられているわけです。

彼等の一番の間違いは、、、、販売・営業をツールに頼ってるということ。そこが間違ってることに気づくべきなんです。対面販売の一番の強みは、 お客様とコミュニケーションがとれることです。それにより、お客様ともっと深く関われるのです。その対応次第では、ファンにリピーターになって貰えるのです。

彼等はそれを、、、コミュニケーションを面倒臭がっている!私はそう受け取ってしまうのです。

抵抗が過ぎると、彼等の口からでてくる言葉、最後は、、、口には出しませんが、誰のおかげで給料もらってんだ!お前らの給料は俺らがもの売って稼いでんだぞ!多分、これでしょう!(笑 こんなところに私のデザイナーとして憂鬱がありました。

はい!それは間違いございません。それ持ち出されちゃあね~。

余計なところに神経使わずに、 原稿だけ出してもらって、デザインは我々に任せませんか?これが本音なんですけどね。あなたの本来の仕事しましょうよってことです。商品知識はあなたの方が上でしょう。

じゃ、デザインに関しては?

我々はあなた方以上に売場のことを考えて仕事してますよ!まず商品ありきです。売場という環境の中で、お客様は果たしてPOPを見てくれているでしょうか?商品へのこだわりを紹介してるコピー(うんちく)を 読んでくれているでしょうか?

残念ですが、お客様の想いは 我々の想いとは違うところにあるのが現実では?商品を一番魅力的に魅せ、 売場をできるだけスッキリと見せ、商品の購入に持っていく、、、

そんな売場創りが私たちの仕事のはずです。

肩書きやプライドという余計なものが、私たちの仕事の邪魔をしているのです。中途入社の私の弱さと悔しさがここにあります。私の前任のディレクターがやりたい放題やってたらしく、その反発が根強く会社の中に残っていると聞きました。

こんな私でも企画の制作物のデザインテイストを変えてきました。それを認めてくれたマネージャーもいます。そのマネージャーが売場創りに関して気づいてくれたようです。

やはりシンプルに、、、、

今年中に売場、装飾関係を一新していくようです。会社唯一の企画の理解者であるこのマネージャーに期待し、応援し、よい方向に向かうことを祈っています。


それでは、また。

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